【図解】キンモクセイの剪定時期は年2回!花を咲かせるための絶対失敗しない5つの鉄則
秋の訪れを告げる、キンモクセイ(金木犀)の甘く優しい香り。
「庭に植えたけれど、なかなか花が咲かない」
「枝が伸び放題でどう切ればいいかわからない」
と悩んでいませんか?
実は、キンモクセイの花を毎年満開にするためには、「剪定のタイミング」が命です。間違った時期に切ってしまうと、せっかくついた翌年の花芽まで切り落としてしまうことも……。
そこで本記事では、初心者の方でも迷わず実践できる「年2回のベストな剪定時期」と、花を咲かせるために守るべき「絶対失敗しない5つの鉄則」を、図解を交えて徹底解説します。正しい手入れ法をマスターして、今年も秋の香りを存分に楽しみましょう!
【結論】キンモクセイの剪定時期は「2月〜3月」と「10月〜11月」の年2回

キンモクセイ(金木犀)を育てる上で、最も多くの人が悩み、そして失敗してしまうのが「剪定のタイミング」です。
結論から申し上げます。キンモクセイの剪定に適した時期は、「2月〜3月」と「10月〜11月」の年2回です。
しかし、この2回は「やるべきこと(剪定の目的)」が全く異なります。
ここを混同してしまうと、「樹形は綺麗になったけれど、花が全く咲かない」「木が弱って枯れてしまった」という悲しい結果を招きかねません。
まずは、キンモクセイの年間スケジュールを一目で理解できるよう、カレンダー形式で整理しました。
【図解】キンモクセイ剪定カレンダー
| 月 | 剪定の適否 | 剪定の種類・樹木の状態 | 重要ポイント |
|---|---|---|---|
| 1月 | △ | 休眠期 | 寒さで木が弱るため、基本的には触らない。 |
| 2月 | ◎ | 強剪定(基本剪定) | 【重要】木を小さくするならこの時期だけ! 新芽が出る直前に行うことで、ダメージを最小限に抑えつつ大幅なサイズダウンが可能。 |
| 3月 | ◎ | 強剪定(〜上旬まで) | 暖かくなり始める時期。下旬以降は新芽が動き出すため、早めに済ませるのが鉄則。 |
| 4月 | × | 生長期(新芽) | 新しい葉や枝が勢いよく伸びる時期。剪定は控える。 |
| 5月 | × | 生長期 | 枝葉が充実してくる時期。切ると樹勢を弱めやすい。 |
| 6月 | NG | 花芽分化(準備期間) | 【絶対切ってはいけない魔の期間】 枝の内部で「花の赤ちゃん(花芽)」が作られ始める。 |
| 7月 | NG | 花芽分化 | ここで切ると、今年の秋に花が咲かなくなる。 |
| 8月 | NG | 花芽分化 | 枝先を切る=花芽を捨てる行為。絶対に避ける。 |
| 9月 | × | 開花直前 | つぼみが膨らむ時期。剪定せず、開花を楽しみに待つ。 |
| 10月 | ◯ | 開花・軽剪定 | 花を楽しんだ直後に軽い剪定。枯れ花や飛び出した枝を整理。 |
| 11月 | ◯ | 軽剪定 | 本格的な冬が来る前に、樹形を整える程度にとどめる。 |
| 12月 | △ | 休眠期 | 寒さが厳しくなるため、深い剪定は避ける。 |
この表を踏まえた上で、それぞれの時期に具体的に何をすべきか、なぜその時期なのかを詳しく解説します。
2月〜3月:木を小さくするならこの時期!「強剪定」のベストシーズン

「庭のキンモクセイが大きくなりすぎて、隣の家に迷惑をかけている」「電線にかかりそうなので、背を低くしたい」
このように、木のサイズを大幅に小さくしたり、太い枝をバッサリ切ったりする「強剪定(きょうせんてい)」ができるのは、1年の中で2月〜3月だけです。
なぜ、この寒い時期なのでしょうか?理由は2つあります。
- 木への負担が少ないから
春(4月以降)になると、キンモクセイは新芽を出すために大量のエネルギーを使います。その直前の2月〜3月は、木がエネルギーを蓄えている状態です。このタイミングで剪定を行い、その後に来る「春の成長力」を利用して、切り口を塞いだり新しい枝を出させたりすることで、木へのダメージを回復させやすくします。 - 樹形を作り直せるから
葉が茂っている時期に太い枝を切ると、内部がスカスカに見えてしまいますが、新芽が出る直前であれば、すぐに新しい葉が茂ってカバーしてくれます。
ただし、3月下旬を過ぎて新芽が動き出してから太い枝を切ると、木が著しく弱る原因になります。また、強剪定を行った年は、どうしても枝数が減るため、秋の開花量が一時的に減る可能性があります。しかし、健全な樹形を維持するためには数年に一度必要な作業です。
10月〜11月:花が終わったらすぐに行う「軽剪定」

キンモクセイの甘い香りを存分に楽しんだ後、花が散り始めたら2回目の剪定のタイミングです。
この時期の剪定は、「来年のための身だしなみ」と考えましょう。
- 目的: 咲き終わった花がらを取り除き、病害虫を防ぐ。また、夏の間にピョンピョンと飛び出してしまった「徒長枝(とちょうし)」を切り、見た目を整えます。
- 方法: 刈り込みバサミで全体を丸く整えたり、少し枝を透かしたりする「軽剪定」にとどめます。
注意点として、この時期に太い枝を切る「強剪定」をしてはいけません。 これから来る冬の寒さに耐える体力が奪われてしまい、切り口から枯れ込んでしまうリスクがあるからです。あくまで「軽く整える」程度を意識してください。
【絶対NG】6月〜8月は「花芽分化」につき剪定厳禁!

キンモクセイの剪定で最も重要なルール、それは「夏には絶対にハサミを入れない」ことです。
多くの樹木は夏によく伸びるため、つい邪魔な枝を切りたくなります。しかし、キンモクセイにとって夏(特に6月〜8月)は、「花芽分化(はなめぶんか)」と呼ばれる、植物体内で花の元(花芽)を作る極めて重要な時期にあたります。
この時期に作られた花芽は、その年の秋(9月下旬〜10月)に開花します。つまり、夏に伸びた枝の先端や脇に、今年咲く予定の花芽が潜んでいるのです。
もし、「夏に枝が伸びて鬱陶しいから」といって全体を刈り込んでしまうと、せっかく作られた花芽をすべて切り落とすことになります。その結果、「葉っぱは元気なのに、秋になっても全く花が咲かない(香りもしない)」という、キンモクセイとしての魅力を失った状態になってしまうのです。
どうしても邪魔な枝が1本だけある、といった場合を除き、夏場の全体的な剪定はグッと我慢してください。これが、毎年満開の花を咲かせるための最大の秘訣です。
なぜ夏に切ると花が咲かない?「花芽分化」のメカニズム

「せっかくキンモクセイを植えたのに、今年は全く花が咲かなかった……」
もしあなたがそんな経験をしたことがあるなら、その原因の9割は「剪定時期の誤り」にあります。特に、夏場の剪定はキンモクセイにとって致命的です。
なぜ夏に切ってはいけないのか?
ここでは、「なんとなくダメ」ではなく、植物学的なメカニズムである「花芽分化(かがぶんか)」の仕組みから、その理由を論理的に解説します。この仕組みさえ理解すれば、もう二度と「花を咲かせられない」という失敗はしなくなります。
その年に伸びた「新しい枝」にしか花はつかない
まず、キンモクセイの花が「どこ」に咲くかを知る必要があります。
キンモクセイは、春(4月〜5月頃)に一気に新芽を出し、枝を伸ばします。これを「新梢(しんしょう)」と呼びます。
植物学上の重要なルールとして、キンモクセイは「春から初夏にかけて伸びた、新しい枝の葉の脇」にしか花芽をつけません。
つまり、昨年からある古い枝や、幹に近い太い枝には花がつかないのです。花が咲く場所は、常に「枝の先端付近(今年伸びた部分)」に限られます。この習性を理解していないと、樹形を整えるつもりで、一番大切な「花がつく場所」をバサバサと切り落としてしまうことになります。
見えない準備期間!8月の「花芽分化」が運命の分かれ道
では、その新しい枝の中で、いつ花の準備が始まるのでしょうか?
これこそが今回のキーワード、「花芽分化(かがぶんか)」です。
花芽分化とは、植物の体内で「ここを葉っぱにするか、花にするか」が決まり、花の元となる細胞が形成されるタイミングのことです。キンモクセイの場合、そのスケジュールは以下のようになっています。
- 4月〜5月: 新しい枝(新梢)がぐんぐん伸びる。
- 6月〜7月: 枝の成長が止まり、養分を蓄え始める(充実期)。
- 8月上旬〜中旬: 【重要】花芽分化が起きる。
- 9月下旬〜10月: 開花。
もっとも注目すべきは8月です。
人間の目にはただの枝や葉にしか見えませんが、8月のキンモクセイの枝の内部では、劇的な変化が起きています。葉の付け根部分で、ひっそりと、しかし確実に「花の赤ちゃん」が作られているのです。
「夏に切る」=「香りの元をゴミ袋へ捨てる」行為
このメカニズムを知った上で、「夏の剪定」が何を意味するかを考えてみましょう。
夏になると枝が伸びて樹形が乱れるため、「お盆休みにさっぱりさせよう」と剪定バサミを握る人が多くいます。しかし、これは植物学的に見れば「これから咲くはずだった花芽を、すべて切り落として捨てる」という行為に他なりません。
前述の通り、花芽は「枝の先端(春に伸びた部分)」に集中して作られます。
樹形を整えるために枝先を丸く刈り込む(円筒形や玉散らしにする)と、花芽が形成されている一番おいしい部分だけを綺麗に剃り落とすことになってしまうのです。
これが、「夏に切ると花が咲かない」理由のすべてです。
結論:花を楽しみたいなら、夏は「我慢」が正解
たとえ夏場に枝がぴょんぴょんと飛び出し、少しボサボサに見えたとしても、秋の素晴らしい香りとオレンジ色の花を楽しみたいのであれば、夏場の剪定はグッとこらえてください。
どうしても邪魔な枝が一本だけある、といった場合は、その枝だけを根元から抜く程度にとどめ、全体の刈り込みは絶対にNGです。
- 春に伸びた枝を大切に守る
- 8月の見えない変化(花芽分化)を邪魔しない
この植物学的な鉄則を守るだけで、あなたの家のキンモクセイは、秋に驚くほどの花を咲かせてくれるはずです。
ケース1:木を小さく作り直す「強剪定」の手順(2月〜3月)

「大きくなりすぎて2階の窓まで届いてしまった」「隣の家にはみ出して苦情が来そう……」
このように、長年放置して巨大化してしまったキンモクセイを、一回りも二回りも小さく作り直す作業を「強剪定(きょうせんてい)」と呼びます。
これは単なる枝透かしとは異なり、幹や太い枝をノコギリで切り落とす、いわば木にとっての「大手術」です。だからこそ、この「2月〜3月」という時期を逃すと、木を枯らすリスクが跳ね上がります。
ここでは、キンモクセイを安全に小さくするための手順と、絶対に知っておくべきリスクについて詳しく解説します。
なぜ「2月〜3月」が強剪定のベストタイミングなのか?
結論から言うと、この時期はキンモクセイが「休眠から目覚める直前」だからです。
キンモクセイは常緑樹ですが、冬の間は成長が緩やかになり、活動を休止しています。そして春(4月頃)になると、新芽を一気に伸ばすために根からエネルギーを吸い上げ始めます。
2月〜3月上旬に太い枝を切っておくと、これから訪れる春の強烈な「成長エネルギー」を、傷口の修復(カルスの形成)と新しい枝葉を出すことに全集中させることができます。
逆に、これ以外の時期(特に夏場や真冬)に太い枝をバッサリ切ると、木がショックを受けて体力を回復できず、最悪の場合、枝枯れを起こしてしまいます。
「木を小さくするなら、新芽が出る前の2月〜3月」。 これが鉄則です。
【重要】翌シーズンの花数は減る覚悟が必要です
作業手順に入る前に、一つだけ正直にお伝えしなければならないデメリットがあります。
それは、強剪定を行った年は、秋の花がほとんど咲かなくなる(または激減する)ということです。
キンモクセイの花は、充実した枝に咲きます。強剪定で枝を大幅に減らし、新しく伸びてきたばかりの若い枝には、花芽がつきにくい傾向があります。
- 今の大きさのまま花を楽しむか?
- 花を1〜2回休んででも、管理しやすいサイズに戻すか?
この二択になります。「木を小さくしたいけれど、今年の秋も満開にさせたい」というのは、残念ながら植物の生理上、非常に難しい注文です。強剪定を行う場合は、「今年はリセット期間」と割り切り、樹形を整えることを最優先にしましょう。
実践!ノコギリを使った強剪定の3ステップ

実際に木を小さくする際は、ハサミではなくノコギリが主役になります。以下の手順で進めてください。
1. 完成イメージより「一回り小さく」高さを決める
まず、樹高(高さ)をどこまで下げるか決めます。この時、「理想の高さよりも50cm〜1m程度低く」切る位置を設定するのがコツです。
春以降、キンモクセイは勢いよく新芽を伸ばします。最初から理想の高さで切ってしまうと、あっという間に元の大きさに戻ってしまいます。「少し切りすぎたかな?」と思うくらいで丁度よい回復を見せます。
2. 主幹(太い枝)を「芯止め」する
高さを決めたら、中心となっている太い幹や枝をノコギリで切断します(芯止め)。
この時の注意点は、「枝分かれしている部分のすぐ上で切る」ことです。
- NG: 枝の途中(節のないツルツルの部分)でぶつ切りにする。
- → 切り口から先が枯れ込み、腐敗の原因になります。
- OK: 小枝や葉が残っている分岐点のギリギリ上で切る。
- → 残った枝に養分が流れるため、傷口が塞がりやすくなります。
太い枝を切る際は、いきなり上から切ると重みで枝が裂け、幹の皮が剥がれて大ダメージを与えてしまいます。必ず「下から3分の1ほど切り込みを入れてから、上から切り落とす」という2段構えの切り方を徹底してください。
3. 不要な太枝を根元から抜く
高さが決まったら、次は横幅と内部の整理です。
枝先だけをパチパチ切るのではなく、幹から直接生えている太い枝のうち、以下のような「悪さをする枝」をノコギリで根元から切り落とします。
- 交差枝(こうさし): 他の枝と絡み合っている枝。
- 内向枝(ないこうし): 木の内側に向かって伸びている枝。
- 徒長枝(とちょうし): 真上に勢いよく突き出ている枝。
これらを間引くことで、木の内側に光と風が入るようになり、春以降に内側から新しい健康な芽が吹きやすくなります。
最後に必ず「癒合剤」でケアを
強剪定は外科手術のようなものです。ノコギリで切った太い切り口(500円玉以上の大きさ)をそのままにしておくと、そこから雨水が侵入して木が腐ったり、菌が入って病気になったりします。
作業の最後には、必ず切り口に「癒合剤(ゆごうざい ※トップジンMペーストなど)」を塗ってください。人間で言うところの絆創膏や塗り薬です。これにより、切り口の乾燥を防ぎ、樹皮の再生を早めることができます。
この「2月〜3月の強剪定」さえ乗り切れば、あとは初夏と秋の軽いお手入れで、コンパクトで美しいキンモクセイを維持できるようになります。
ケース2:花後のメンテナンス「軽剪定」の手順(10月〜11月)

キンモクセイの芳香が落ち着き、オレンジ色の花が地面を染める10月下旬から11月頃。ここが年2回目の剪定適期です。
春(2月〜3月)に行う剪定が「樹形を大きく変える・サイズを小さくする」ための手術だとすれば、この秋の剪定は「冬を越すための身だしなみ・整髪」にあたります。
花が終わった直後のこの時期に行う剪定は、来年の花付きを損なわないための重要なステップです。ここでは、初心者でも失敗しない「軽剪定」の具体的な手順と、地域による注意点を解説します。
花後すぐに行う目的は「日光」と「病害虫予防」
なぜ花が終わってすぐに切る必要があるのでしょうか。理由は大きく2つあります。
- 日光を内部まで届けるため
夏から秋にかけて伸びた枝葉が茂りすぎていると、樹木の内部に日光が届かなくなります。キンモクセイは陽樹(日当たりを好む木)であるため、内部が陰ると内側の枝が枯れ込み、翌年の花付きが悪くなる原因になります。 - 風通しを良くして病害虫を防ぐため
枝が混み合ったまま湿気の多い冬を迎えると、カイガラムシなどの害虫や、うどんこ病などの病気が発生しやすくなります。これらを防ぐために、不要な枝を整理します。
手順1:全体のシルエットを整える「刈り込み」
まずは、樹冠(木の輪郭)から飛び出した枝を整える作業です。この段階では、バリカンや刈り込みバサミを使用しても構いません。
- 切る深さの目安
今年伸びた枝の先端を、軽く切り揃える程度にとどめます。深く切りすぎると、冬の寒さで枝先が傷む原因になるため、あくまで「表面を撫でるように」丸く整えるのがコツです。 - 徒長枝(とちょうし)の処理
勢いよく垂直に突き出している長い枝(徒長枝)がある場合は、樹形を乱す原因になるため、付け根から切り落とします。
手順2:不要な枝を間引く「透かし剪定」
表面を整えたら、次はハサミを持って木の内部を観察しましょう。ここでの作業は「引き算」です。以下の「不要枝(ふようし)」を見つけて、付け根から切り取ります。
- 枯れ枝・細すぎる枝
花が終わった後の枯れた枝先や、極端に細くて弱々しい枝は、養分の無駄遣いになるため取り除きます。 - 絡み枝・交差枝
他の枝と絡み合っている枝や、幹に向かって逆方向に伸びている枝(逆さ枝)は、風通しを阻害するためカットします。 - ひこばえ(ヤゴ)
根元から勢いよく生えている若芽は、主幹の栄養を奪ってしまうため、地際から完全に切除します。
この「透かし剪定」を行うことで、樹木の内部に隙間ができ、冬の柔らかな日差しが奥まで届くようになります。向こう側の景色が「ちらりと透けて見える」くらいの密度が理想です。
【重要】寒冷地では秋の剪定はNG!春まで待つのが正解
お住まいの地域によっては、この「花後の剪定」を行ってはいけないケースがあります。
東北地方や北海道、あるいは標高の高い寒冷地にお住まいの方は、10月〜11月の剪定は控えてください。理由は以下の通りです。
- 切り口からの凍傷リスク
寒冷地では、秋に枝を切ると、剪定した切り口が塞がる前に氷点下の気温に晒される可能性があります。これにより、枝が凍傷を起こして枯れ込んだり、最悪の場合は木全体が弱ってしまったりすることがあります。 - 雪折れの対策を優先
雪が多い地域では、枝を減らすことよりも、雪の重みで枝が折れないように「雪囲い」をすることの方が重要です。
寒冷地の場合は、花が終わってもそのままにしておき、雪解けを待って3月〜4月上旬の新芽が出る直前に、まとめて剪定を行うのが最も安全で確実な方法です。
秋の剪定は「深追いは厳禁」です。あくまで軽く整える程度に留め、本格的なサイズダウンや強剪定は、木が休眠から目覚める前の「春(2月〜3月)」に行いましょう。次章では、その「強剪定」について詳しく解説します。
プロが教える「透かし剪定(間引き)」の極意【図解ポイント】

キンモクセイの剪定というと、バリカンや刈り込みバサミを使って外側を丸く整える「刈り込み」をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、美しい樹形を保ち、毎年香りの良い花を咲かせるためにプロが最も時間をかけるのは、実は内部の枝を整理する「透かし剪定(間引き)」です。
表面だけをきれいに整えても、内部が枝葉でギュウギュウに詰まっている状態は、キンモクセイにとって「呼吸ができない」のと同じこと。
ここでは、プロが必ず実践している透かし剪定の技術と、切るべき「不要な枝(忌み枝)」の見極め方を解説します。
なぜ「透かし」が必要なのか?害虫リスクと花付きの関係
「外側がきれいなら、中は見えないからそのままで良いのでは?」と思われがちですが、内部の密度が高いことには2つの大きなリスクがあります。
- 害虫の温床になる(カイガラムシの発生)
キンモクセイは枝葉が密生しやすいため、内部の風通しが悪くなると湿気がこもります。このジメジメした暗い環境は、キンモクセイの天敵である「カイガラムシ」や「ハダニ」にとっての楽園です。一度これらが発生すると、すす病などの病気を誘発し、最悪の場合は木全体が衰弱して枯れてしまいます。 - 内部が枯れ込み「張りぼて」になる
植物は日光が当たらない葉を「不要」と判断して落とします。表面だけを刈り込み続けると、内部に日光が届かず、内側の枝葉がすべて枯れ落ちてしまいます。結果、表面の葉一枚だけで覆われた、中身がスカスカの「張りぼて」のような木になってしまうのです。
これらを防ぐために、不要な枝を根元から切り取り、木漏れ日が内部の幹まで届くようにするのが「透かし剪定」の目的です。
切るべき枝はこれ!5つの「忌み枝(いみえだ)」
透かし剪定で切るべき枝は明確です。樹形を乱したり、生育の邪魔になったりする「忌み枝(いみえだ)」と呼ばれる枝を優先的にカットします。
以下の5つの枝を見つけたら、枝の途中ではなく、付け根(分岐点)からバッサリと切り落としてください。
1. ひこばえ(ヤゴ)
株の根元から勢いよく垂直に伸びてくる若枝です。
- 切る理由: 本体に行くはずの養分を横取りしてしまいます。樹形も悪くなるため、見つけ次第、地面の際から切り取ります。
2. 交差枝(こうさえだ)・絡み枝
他の枝と交差したり、絡み合ったりしている枝です。
- 切る理由: 風で揺れた際に枝同士が擦れて傷つき、そこから病気が入る原因になります。また、内部の混雑を招く主要因です。太い枝や、流れの良い枝を残し、邪魔な方を根元から切ります。
3. 逆さ枝(さかさえだ)・懐枝(ふところえだ)
木の中心(幹の方)に向かって内向きに伸びている枝です。
- 切る理由: 樹形を乱すだけでなく、内部の日当たりと風通しを著しく阻害します。自然な枝の流れに逆らっているため、迷わずカットしましょう。
4. 徒長枝(とちょうし)
太い枝の背中から、真上に向かって突き抜けるように長く伸びた枝です。
- 切る理由: 勢いが強すぎて花芽がつきにくく、樹全体のバランスを崩します。放置すると樹高が高くなりすぎる原因にもなります。
5. 平行枝(へいこうえだ)
上下に近接して同じ方向に平行に伸びている枝です。
- 切る理由: 下の枝には日が当たらず、見た目も単調になります。どちらか元気な方を残し、もう一方は間引きます。
プロの極意:「向こう側が透けて見える」が正解
透かし剪定のゴールは、「離れて見た時に、枝の向こう側の景色がチラチラと透けて見える」状態です。
外側の刈り込みを行う前に、まずこの「透かし」を行いましょう。内部の不要な枝を整理するだけで、全体のボリュームが減り、その後の刈り込み作業が驚くほどスムーズになります。「切るのが怖い」と感じるかもしれませんが、キンモクセイは萌芽力(芽吹く力)が強い木です。忌み枝をしっかり取り除くことが、翌年の満開の香りを楽しむための第一歩となります。
道具選びで仕上がりが変わる!剪定バサミとノコギリの選び方

キンモクセイの剪定において、最も重要な要素の一つが「道具選び」です。「家にある工作用のハサミでもなんとかなる」と考えていませんか?実は、不適切な道具を使うことは、作業効率を下げるだけでなく、キンモクセイの枝の断面(切り口)を潰し、枯れ込みや病気の原因を作ることにつながります。
特にキンモクセイは、花を楽しむために健康な状態を保つ必要があります。切り口の回復が早い=次の花芽形成へのエネルギーロスが少ない、ということです。ここでは、プロも意識している「用途別の正しい道具の選び方」と、初心者が最初に揃えるべき具体的なスペックを解説します。
剪定バサミ:生きた枝を切るなら「バイパス式」一択
直径1.5cm程度までの枝を切るためのメインツールが剪定バサミです。ホームセンターには様々な種類が並んでいますが、必ず「バイパス式」と書かれたものを選んでください。
- バイパス式(おすすめ): 2枚の刃が交差して切るタイプ(一般的なハサミの構造)。生きた枝の繊維を潰さずにスパッと切断できるため、切り口の治癒が早くなります。
- アンビル式(非推奨): 包丁とまな板のような構造で、刃を受け皿に押し付けて切るタイプ。枯れた硬い枝には強いですが、生木を切ると樹皮を押し潰してしまい、そこから腐りが入るリスクがあります。
【初心者におすすめのスペック】
- サイズ: 手の大きさに合わせることが重要です。一般的に女性は180mm、男性は200mmが目安。実際に握ってみて、バネの反発が強すぎないものを選びましょう。
- 素材: キンモクセイはヤニ(樹液)が出やすい樹木です。刃に「フッ素コーティング」が施されているものは、ヤニが付着しにくく、軽い力で切り続けられるため特におすすめです。
刈り込みバサミ:美しい「玉仕立て」を作るマストアイテム
キンモクセイといえば、丸く整えられた独特の樹形(玉仕立て)が特徴です。この形を作るために必要なのが「刈り込みバサミ」です。1本1本の枝を狙うのではなく、表面の葉と細い枝を面で揃えるために使います。
- 柄の長さ:
- ショートハンドル(柄が短い): 脇を締めて作業ができるため、細かい局面を作りやすく、初心者でもブレにくいのが特徴です。
- ロングハンドル(柄が長い): 高い場所や広い面積を一気に刈るのに適していますが、重量があるため腕が疲れやすいデメリットがあります。
【初心者におすすめのスペック】
- 素材: 腕を上げて作業する時間が長いため、「アルミパイプ柄」などの軽量タイプを選びましょう。木製の柄はずっしりと重く、初心者は数分で腕が上がらなくなります。
- 刃の長さ: 150mm〜165mm程度の一般的なサイズが取り回しやすく無難です。
剪定ノコギリ:2月〜3月の強剪定には必須
直径2cmを超える太い枝や、樹形を小さくするために幹に近い枝を落とす(強剪定)場合は、ハサミではなくノコギリを使用します。無理にハサミで切ろうとすると、刃こぼれの原因になるだけでなく、手首を痛める恐れがあります。
ここで注意したいのは、「大工用のノコギリ」を使わないことです。乾燥した木材を切る大工用ノコギリは目が細かく、生木の水分やヤニですぐに目詰まりし、全く切れなくなります。
【初心者におすすめのスペック】
- 刃の形状: 園芸用(生木用)として販売されているもの。特に「カーブ刃」や「万能目」と呼ばれるタイプは、軽く引くだけで刃が木に食い込むため、力が弱い方でもスムーズに太い枝を切断できます。
- サイズ: 刃渡り210mm〜240mmの折りたたみ式が収納にも便利で安全です。
作業効率と安全を守る「脚立」と「手袋」
道具選びは刃物だけではありません。キンモクセイは高さが出る木ですので、足場の確保と手の保護が重要です。
- 脚立(三脚):
庭の土の上で作業する場合は、通常の4本脚の脚立ではなく、「園芸用三脚(3本脚)」を使用するのが鉄則です。3本脚は凸凹した地面でも安定しやすく、樹冠(木の中)に脚を差し込みやすいため、作業効率が格段に上がります。高さは、樹高の半分〜3分の2程度に足が届くサイズを選びましょう。 - 手袋:
軍手は網目から細かい枝が刺さったり、ハサミが滑ったりするため推奨しません。手のひらがゴムやニトリルでコーティングされた背抜き手袋、もしくは革手袋を使用しましょう。グリップ力が上がり、少ない力でハサミを扱えるようになります。
道具が揃っていれば、剪定作業は「重労働」から「楽しい庭いじり」に変わります。特に「よく切れるバイパス式の剪定バサミ」と「軽量の刈り込みバサミ」の2つがあるだけで、仕上がりの美しさと翌年の花付きには大きな差が生まれます。
次は、これらの道具を使って実際にどの枝を切れば良いのか、具体的な手順となる「剪定の実践」について解説していきます。
「花が咲かない」「時期を逃した」ときのQ&Aトラブルシューティング

キンモクセイの剪定において、もっとも多くの人が頭を抱えるのが「切ったら花が咲かなくなった」というトラブルです。
実は、花が咲かない原因は「剪定時期のミス」だけとは限りません。日当たりや肥料のバランスなど、意外な盲点が隠れていることも多いのです。ここでは、よくある失敗例をもとに、リカバリー策と花を咲かせるためのチェックポイントをQ&A形式で解説します。
Q1. うっかり夏(6月〜8月)に枝を切ってしまいました。今年の秋は咲きませんか?
A. 残念ながら、切ってしまった枝に花が咲く可能性は低いです。
これがキンモクセイの剪定でもっとも多い失敗です。キンモクセイの花芽(花の赤ちゃん)は、新芽の成長が止まった6月下旬から8月上旬にかけて作られます。
この時期に「枝が伸びて見苦しいから」と全体を刈り込んでしまうと、せっかく作られた花芽をすべて切り落とすことになります。もし夏に切ってしまった場合、以下の点に注意して「来年」に備えましょう。
- これ以上いじらない: 慌てて肥料をあげたり、さらに切ったりするのは逆効果です。今年の開花は諦め、樹木の体力を温存させます。
- 数輪でも咲けば御の字: 樹冠の内部など、切り残した枝があればそこだけ咲く可能性があります。
- 来年の2月〜3月まで待つ: 次の剪定は、年が明けた早春まで待ち、樹形を整えることに集中しましょう。
Q2. 剪定時期は守っているのに、なぜか花付きが悪いです。原因は?
A. 「日照不足」または「肥料の成分バランス」を疑ってください。
時期が正しいのに咲かない場合、剪定以外の環境要因が影響しています。以下のチェックリストを確認してみてください。
【花を咲かせるための環境チェックリスト】
- 日当たりは十分か?
キンモクセイは「陽樹」といって、太陽を好む植物です。半日陰でも育ちますが、花つきは極端に悪くなります。周囲の木が大きくなって影を作っていないか確認しましょう。 - 窒素(チッ素)過多になっていないか? 「木を元気にしよう」として、油かすや観葉植物用の肥料を与えすぎていませんか? 肥料の成分である窒素(N)が多すぎると、枝葉ばかりが茂って花が咲かなくなる「木ボケ(つるボケ)」という状態になります。
- 対策: 花を咲かせるにはリン酸(P)が必要です。骨粉や、リン酸成分の多い開花促進用の肥料(N-P-K=4-6-4など)に切り替えましょう。
- 土壌の水はけは良いか?
常に土が湿っている状態だと根腐れを起こし、花を咲かせる体力がなくなります。
Q3. 木が大きくなりすぎました。「強剪定」で小さくしても大丈夫ですか?
A. 可能ですが、「数年は花が咲かない」覚悟が必要です。
2階の窓に届くほど巨大化したキンモクセイを、半分くらいの高さまでバッサリ切ることを「強剪定(きょうせんてい)」といいます。
強剪定の適期は2月下旬〜3月ですが、太い枝を切り落とすと、木は生命の危機を感じて「花を咲かせること(生殖成長)」よりも「枝葉を再生させること(栄養成長)」に全エネルギーを使います。
- リカバリー期間: 強剪定をした場合、元の美しい樹形に戻り、以前のように満開の花を咲かせるまでには3年程度かかることがあります。
- おすすめの方法: 一気に小さくせず、3年計画で毎年一回りずつ小さくしていく方が、木への負担が少なく、花も楽しみながらサイズダウンできます。
Q4. 花後の剪定(10月〜11月)を逃してしまいました。冬に切っても平気ですか?
A. 寒冷地ではNG! 暖地ならギリギリセーフですが、おすすめはしません。
秋の剪定(花後剪定)を逃して12月〜1月に入ってしまった場合、無理に切るのは危険です。
キンモクセイは寒さにやや弱い常緑樹です。真冬に剪定をして葉を減らしてしまうと、寒風に晒されて木全体が弱ったり、切り口から枯れ込んだりするリスクがあります。特に関東以北や寒風が強い場所では、冬の剪定は避けてください。
【逃した場合の対処法】
グッと我慢して、2月下旬〜3月上旬の「春の剪定」まで待ちましょう。この時期になれば寒さも和らぎ、もっとも安全に、かつ大胆に剪定を行うことができます。
Q5. 内部の枝が枯れてスカスカです。どうすればいいですか?
A. 「透かし剪定」で内部に光を届けましょう。
外側だけをバリカン(ヘッジトリマー)で丸く刈り込む「刈り込み剪定」ばかりを繰り返していませんか?
これだと表面だけが葉で覆われ、木の内部に日光が届かず、内側の枝が枯れてしまいます(蒸れの原因にもなり、病害虫も発生しやすくなります)。
- 解決策: 2月〜3月の剪定時に、不要な枝を根元から間引く「透かし剪定」を行います。
- 絡み枝・立ち枝を切る: 枝同士が交差している部分や、真上に伸びる強い枝を間引くことで、内部まで日が当たり、翌年以降、内側の枝からも新しい芽が吹きやすくなります。
キンモクセイの花を咲かせる鉄則は、「夏に花芽を切らないこと」と「リン酸分の肥料を与えること」の2点に集約されます。もし失敗しても、木自体が元気であれば必ずまた花を咲かせてくれます。焦らず、木のサイクルに合わせてリカバリーしていきましょう。
剪定と同じくらい重要!翌年の花を増やす「肥料」の与え方
キンモクセイの美しいオレンジ色の花と芳醇な香りを毎年楽しむためには、適切な時期の剪定と同じくらい、「いつ、何を、どのように」肥料を与えるかが極めて重要です。
「毎年剪定しているのに花が少ない」「葉ばかり茂ってしまう」という悩みの多くは、実は肥料不足か、あるいは肥料の成分選びの間違いに原因があります。
ここでは、キンモクセイの生命力を高め、花付きを劇的に改善するための施肥(せひ)の鉄則を解説します。
花を呼ぶための2つの施肥タイミング
キンモクセイに肥料を与えるべきタイミングは、剪定時期と連動して年2回あります。それぞれ目的が異なるため、役割を理解して与えることが大切です。
1. 寒肥(かんごえ):2月~3月
春の芽出しと成長に備えて、土壌の中でゆっくりと効かせるための肥料です。
2月から3月上旬、ちょうど強剪定を行う時期の前後に与えます。ここで十分な栄養を蓄えさせることで、春に伸びる新梢(新しい枝)が充実し、その枝に将来の花芽がつく土台となります。
- おすすめの肥料: 効果がゆっくり長く続く「有機質肥料(油かす、骨粉など)」や「緩効性化成肥料」。
2. お礼肥(おれいごえ):10月~11月
その名の通り、花を咲かせてくれた樹木に対して「お疲れ様」という感謝を込めて与える肥料です。
開花は樹木にとって多くのエネルギーを消耗するイベントです。花が終わった直後の10月下旬から11月(秋の軽い剪定と同時期)に肥料を与えることで、消耗した樹勢を回復させ、冬を越す体力をつけさせます。
- おすすめの肥料: 素早く吸収されて効果が出る「速効性化成肥料」または、分解の早い有機肥料。
「葉」ではなく「花」を育てる肥料の選び方
ホームセンターには多くの肥料が並んでいますが、キンモクセイの花を増やしたい場合、適当に選んだ肥料を与えるのは逆効果になることがあります。
肥料の三大要素である「チッ素(N)」「リン酸(P)」「カリ(K)」のうち、特に注目すべきは「リン酸(P)」です。
- チッ素(N): 葉や茎を育てる。「葉肥(はごえ)」と呼ばれる。
- リン酸(P): 花や実を育てる。「実肥(みごえ)」と呼ばれる。
- カリ(K): 根を育てる。「根肥(ねごえ)」と呼ばれる。
【失敗しない肥料選びの鉄則】
花つきを良くしたい場合は、「リン酸(P)」の比率が高い肥料を選んでください。
逆に、チッ素(N)が多すぎる肥料を与えると、枝葉ばかりが勢いよく成長してしまい、肝心の花芽がつかなくなる(「木ボケ」と呼ばれる状態)リスクがあります。
初心者の方は、成分バランスが調整されている「花木用」や「開花促進用」と書かれた肥料、またはリン酸分を多く含む「骨粉(こっぷん)」入りの油かすを選ぶのが最も確実で失敗がありません。
根に届く正しい与え方
肥料は幹の真下に撒いても、木はうまく吸収できません。樹木の根は、枝葉が広がっている範囲と同じくらい地中に広がっており、特に栄養を吸収する「細根(さいこん)」は根の先端部分に集中しています。
- 場所: 枝先(葉が茂っている一番外側)の真下あたりの地面。
- 方法: 地面を数カ所、深さ10〜20cmほど軽く掘り、肥料と土を混ぜて埋め戻します。
こうすることで、雨水とともに成分が溶け出し、効率よく根に吸収されます。鉢植えの場合は、鉢の縁に沿って置肥(おきごえ)をします。
まとめ:剪定と肥料のサイクルで、秋の香りを満喫しよう

キンモクセイの花を毎年満開にするための「絶対失敗しない鉄則」は、以下のサイクルを守ることです。
- 2月〜3月: 不要な枝を抜く「強剪定」を行い、春の成長源となる「寒肥」を与える。
- 夏(6月〜8月): 花芽が作られる時期なので、絶対に切らない。
- 10月〜11月: 花を楽しんだ直後に軽い「お礼剪定」を行い、体力を回復させる「お礼肥」を与える。
このメリハリのある管理さえ行えば、キンモクセイは毎年必ず、あの素晴らしい香りであなたの庭を包み込んでくれます。
難しい技術よりも「切る時期」と「栄養のタイミング」を守ることが、黄金色の花を咲かせる一番の近道です。ぜひ次回のシーズンに向けて、正しいお手入れを実践してみてください。
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グリデザ
編集部🌱
この記事を書いた人
「昔おばあちゃんにありがとうって言われたのが嬉しくて」
そんな素朴な想いから始まった庭仕事。草刈り・剪定・伐採を通じて、地域のお困りごとを即解決することに全力を注いできました。
今では、実績1万件以上の職人チームを率いるまでに。誰よりも庭と人に向き合い、「頼んでよかった」と思ってもらえる仕事を目指しています。今日もまた、地域のどこかで草と格闘中です🌱